一日の終わりの解説

Posted on August 19, 2025

米ドル指数

ダブルボトムに続き、3連続の安値更新とEMA(移動平均線)の上方クロス。全般的に米ドルの需要が堅調なことから、買い手が下降トレンドを反転させています。レジスタンスは98.18、サポートは97.78です。テクニカル的には上昇トレンドですが、市場がFRBの次回金利発表(まだ1ヶ月先、2025年9月17日)を巡る議論を続けていることから、価格変動は横ばい圏内にとどまっています。買い手は98.50以上を狙い、売り手は97.50以下を狙っています。

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S&P500

先週、史上最高値を更新した後、株価指数は上昇トレンドを反転し、売り優勢となりました。この売り要因としては、利益確定売りに加え、米ドル高と株価低迷の逆相関が挙げられます。レジスタンスは6477、サポートは6416です。

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本日、米ドル高と金安の逆相関が明確に現れ、金は急落しました。買い手が傍観する中で、下落トレンドは勢いを増しました。要因としては、トランプ大統領が両首脳の和解を試みたことでウクライナ・ロシア紛争が楽観的な局面に入ったこと、そしてテクニカル指標が下落を後押ししたことが挙げられます。レジスタンスは3344ドル、サポートは3314ドルです。3320ドルの水準は下抜けており、売り手はこれまで買い手が守ってきた底値である3300ドルを目指しています。

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ブレントオイル

価格変動が狭いレンジにとどまったため、売り手は昨日の上昇分を帳消しにし、先週の取引レンジより一段低い水準で推移しました。トレンドとバイアスはともに下落に傾いています。レジスタンスは65.97ドル、サポートは65.14ドルです。売り手は引き続き世界経済の減速見通しの影響を受けており、買い手は地政学的紛争に関連した供給懸念を注視しています。

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ビットコイン

売り手による売り圧力が継続し、定着した下降トレンドに拍車をかけました。本日の4,000ドルの取引レンジでは、116,700ドルがレジスタンスとなり、112,700ドルがサポートとなりました。この112,000ドルのサポートエリアは、月初(8月2日と3日)に買い手が参入し、124,000ドルの過去最高値を更新した際に試されたことをご留意ください。

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