米ドル指数
先週から買いが強まり、世界的な通貨需要を裏付けています。高値と安値の切り上げが上昇トレンドを後押ししています。レジスタンスは97.81、サポートは97.44です。米ドルと株式市場は連動して上昇していることにご注目ください。
S&P500
週初はギャップダウンとなったものの、その後買いが入り損失を解消しました。トレンドは横ばい状態が続き、値動きは6200~6300の間で緩やかに推移しています。サポートラインは6260、レジスタンスラインは6312です。EMAは引き続き連動しており、どちらの指標もリードしていません。トランプ大統領の関税合意が主要米国株式市場の需要にほとんど影響を与えていないように見えるのは興味深いことです。
金
週明けはギャップアップで推移しましたが、売りが日中の動きを支配したため、フォロースルーは限定的でした。上昇トレンドは維持されていますが、矛盾するテクニカル指標は、日足ローソク足が赤くなっていることを示しています。高値と安値は切り上げており、日足チャートでは上昇トレンドが定着しています。金の安全資産としての地位は揺るぎないものの、3350ドルを超える水準では明らかに需要が不足しています。レジスタンスは3374ドル、サポートは3340ドルです。
ブレントオイル
序盤に一時的に上昇したものの、その後は売り手が主導権を握り、序盤の上昇分を手放して終値で下落しました。テクニカルな矛盾は、日足チャートではトレンドが下落に転じているにもかかわらず、高値と安値がともに上昇していることを示しています。レジスタンスは71.50ドル、サポートは69.09ドルにありました。このトレンドは方向性を欠いており、買い手(71ドル以上)も売り手(69ドル以下)も日中の動きに追随することができません。
ビットコイン
買い手は週明け早々の上昇でスタートし、週末の上昇に寄与しました。レジスタンスラインは過去最高値の12万3200ドルで形成されましたが、その後売り手が介入し、日中の上昇分を帳消しにし、12万ドルで引けました。サポートラインは11万8900ドルです。短期足でのリトレースメントは、日足チャートの力強い上昇トレンドに影響を与えていません。